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わたし達はおとなのkazu1961のレビュー・感想・評価

わたし達はおとな(2022年製作の映画)
3.6
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-494
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋妊娠したことを契機に、大学生の女性とその彼氏の本音がぶつかり合い、一瞬で壊れてしまう、そんな恋愛の脆さを描いた作品です。

🖋️本作は、素晴らしい部分とそうでない部分が両面表裏一体である作品だと思います。素晴らしい部分はその演出。演劇出身の加藤拓也監督による2人を覗き見しているような演出、リアルな会話で、等身大のリアリティを表現しているところ。更に2人が惹かれあっていく過去と、関係が崩れていく現在を交互に織り交ぜながら描くことによって、恋愛の素晴らしさと痛さを痛切に感じられるようにしているところです。

🖋️そのリアリティ、年老いた私には、今時の大学生のガールズトーク、カップルトーク、そしてリアルな下ネタにあたふた、驚いてしまいました(笑)。。。

🖋️一方であまりにもグダグダの2人のすれ違いや喧嘩に見ているこちらがイラッとしたり、胸くそ悪くなってしまいます。皮肉な題名『わたし達はおとな』ではないやん!!とその内容には閉口してしまいました。。。

🖋️本作、劇団「た組」を主宰する脚本家・演出家の加藤拓也が監督を務めた恋愛ドラマ。お腹の子供の父親が恋人であるかどうか自信が持てない女子大学生を主人公に、恋模様や吐き出せない心情などを描き出しています。主人公を木竜麻生が演じるほか、藤原季節、菅野莉央、清水くるみ、森田想などが共演。

😨Story:(参考: 映画ナタリー )
大学生の優実は、ある日、自分が妊娠していることに気づく。彼女には演劇サークルで知り合った直哉という恋人がいるが、彼がお腹の子の父親である自信がなく悩んでいた。直哉はその事実を受け入れようとするが、優実と思いや考えがすれ違ってしまうのだった。

🔸Database🔸
・邦題 :『わたし達はおとな』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2022
・日本公開 : 2022/03/10
・上映時間 : 108分
・受賞 : ※※※
・監督 : 加藤拓也
・脚本 : 加藤拓也
・原作 : ※※※
・撮影 : 中島唱太
・音楽 : 谷川正憲
・出演 : 木竜麻生、藤原季節、菅野莉央、清水くるみ、森田想

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「菊とギロチン」の木竜麻生と「のさりの島」「空白」の藤原季節が初共演した恋愛ドラマ。テレビドラマ「俺のスカート、どこ行った?」の脚本や、自身が主宰する「劇団た組」で注目を集める演出家・劇作家の加藤拓也がオリジナル脚本を基に映画監督デビューを果たし、20代の若者たちの恋愛の危うさと歯がゆさをリアリズムに徹底した演出で描き出す。大学でデザインを学んでいる優実には、知人の演劇サークルのチラシ作成をきっかけに出会った直哉という恋人がいる。ある日、優実は自分が妊娠していることに気づくが、お腹の子の父親が直哉だと確信できずにいた。悩みながらも直哉にその事実を打ち明ける優実。しかし直哉が現実を受け入れようとすればするほど、2人の思いはすれ違ってしまう。
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