傑作かな。
すごいドキュメンタリーみたいな息の詰まる迫真の長回し。
重い題材だけどおとなになったつもりでいる若者に観てほしい作品。
おとなから大人になることの覚悟があるのかどうか。
恋人と夫婦の、割と近い延長線上のような関係の、すごく深い境目があるのがわかる。
まず、自分の親が亡くなったことを報告できない人間と未来はないわな。
男は別れることで父親になるレールから降りたけど、女性はその人生の列車から降りることなく続いていくような流れを感じるエンディングも痺れる。
自分がされて嫌なことは人にしないをモットーにみんな生きていったほうがいい。
おれも物心ついたこの2、3年前からそう生きてるつもり。
(第一陣の感想メモも似たようなもんだけど一応残しておくわ。)
すごい等身大の映画。
親密になっていく過程とか自然。
双方の望まない妊娠って見ていて本当にしんどいな。
男の他人事具合が良くない。
二人での出来事なのにこんなにも片方だけが抱え込まなきゃいけないのが悲しい。