疎遠になっていた姉と弟が父が昏睡状態であると聞き、実家に帰郷。7年ぶりに再会した姉と弟だが、今まで連絡を途絶えていた姉は、弟に対して素っ気ない。弟は、実家の借金返済の為に、売れる物を処分していた。
家の農場で飼っている高齢の馬を知り合いの獣医に安楽死を頼む予定を聞いた姉は、
「そんな事は、させない」と憤慨し、自分が住んでいるニューヨークに連れて帰ると言いだすが
本作は、ネオ西部劇として、ケビン・コスナー主演のドラマシリーズ「イエローストーン」や同じく、ケビン・コスナー、ダイアン・レイン主演の映画「すべてが変わった日」やクロエ・ジャオの「ライダー」などで、描かれている現代の西部を舞台にしたヒューマンドラマ。
モンタナの大自然をバックに姉弟の繊細なやり取りがビタースウィート過ぎて。
姉役は最近、映画やドラマに引っ張りだこのヘイリー・ルー・リチャードソン、弟役に、オーウェン・ティーグ。監督は、デヴィッド・シーゲル、スコット・マギー。
この手の西部を舞台にした映画は、風景美もあり、ハリウッドとは違った意味での
“ザ・アメリカ映画”を彷彿とさせる。良作。
