井中カエルand物語るカメ

映画 文豪ストレイドッグス BEASTの井中カエルand物語るカメのレビュー・感想・評価

3.7
舞台版キャストを揃えた2.5次元であり特撮でもある漫画原作映画として見応えがあるシーンも
特に芥川龍之介役の橋本祥平のアクションは見事、CGも組み合わさり面白い映像体験に!
漫画原作の実写化の1つの答えではあったのではないでしょうか

文豪である意味があまりなく昭和の文豪、特に無頼派好きとしては苦笑することも多いシリーズではありますが今回は文学要素もちらほらとありその視点では及第点といったところでしょうか
ただし物語の展開などはあまり好きじゃない要素が出てしまったのと物語がゴチャゴチャすぎなので若干×総合点で○

あとは課題としては役者の質がバラつきすぎですね
アクションができる人とできない人の差は男女差もあるため仕方ない面もありますが、モブキャラとの名前有りの役者のキャラや演技力に差があり違和感に繋がります
背景も現実的なところではキャラのコスプレ感が強くでてしまい共感性羞恥も…

ただしまだまだ実験的要素が強いと思うので課題が出たのはむしろプラス材料かと
なによりも2.5次元の面白さが疑似体験できたのは楽しかった
新しい映画体験の1つの形として注目する価値あり!