アイコがアザを消すことを躊躇していること、今までアザを化粧で無理に隠そうとしていなかったこと等から考えると、アイコは自分のアザにある意味誇りを持っていたんじゃないかと思う。もちろんアザのせいで悲しい思いをたくさんしてきたけれど、別の見方をするとアザのおかげで外見至上主義の人や偏見の強い人が震い落とされて信頼できる人間関係を築いてこれたと言える。アザによって傷ついた心・得られた幸福など全部ひっくるめて自分なんだと思っている気がする。アザをもって生きざるを得なかったというよりはアザと共に生きることを自ら選択している、という方が近いのだろうと感じた。
最後のダンスは、もろもろ乗り越えてきたアイコの強さと軽やかさが感じられて、とてもよかった。
お相手の飛坂さんについては、少なくとも画面上では全く魅力が感じられないクズだったから見ていて本当にイライラした。でも、だからこそ最後のダンスが映えたのかも？終わりよければ全て良し。
