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SAYONARA AMERICA
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目次

SAYONARA AMERICAの作品紹介

SAYONARA AMERICAのあらすじ

「はっぴぃえんど」、「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」として活動、常に変化を繰り返し、斬新にして普遍的な音楽を想像し続ける唯一無二のミュージシャン細野晴臣。そのデビュー50周年記念ドキュメンタリー映画『NO SMOKING』(19)の公開から2年、世界は一変してしまった。突然現れたウィルスにより、それまで普通だったことが、普通でなくなり、音楽も映画も舞台も、全てのエンタテインメントを家で楽しむことが余儀なくされる日々が普通になってしまった。ライブは映像として伝えられ、人々が同じ空間で音楽を楽しんでいたのは過去の出来事。そんな自由が制限された世界だからこそ、”In Memories of No-Masking World”(マスクがなかった世界を偲んで)、 2019年アメリカ、ニューヨークとロサンゼルスで開催された“集大成”となるライブを記録した、幸福感と高揚感に満ちたライブ・ドキュメンタリー『SAYONARA AMERICA』が完成した。

SAYONARA AMERICAの監督

SAYONARA AMERICAの出演者

原題
公式サイト
https://gaga.ne.jp/sayonara-america/
製作年
2021年
製作国
日本
上映時間
83分
ジャンル
ドキュメンタリー

『SAYONARA AMERICA』に投稿された感想・評価

ワンコ

ワンコの感想・評価

4.2
【細野晴臣さんのこと】

僕は、細野晴臣さんの力はしなやかさだと思う。

ちょっと、あらぬ方に向かいかけた時に、ニュートラルな所に僕を引き戻してくれるようなしなやかな力。

それは、細野晴臣さんの音楽の力だ。

ビルの屋上で、細野晴臣さんが語る心配事は、過度にぶれ過ぎた社会に対する心配であると同時に、余裕を持って少し考えてみようよと言っているようでもある。

落ち着いて聞けるというか、とにかく、しなやかで心地良いのだ。

この作品は、映画を通して細野晴臣さんのLIVE音楽を結構聞かせてもらって、良かったと思っている。

最近はLIVEは、 Billboardで結構席を空けてとかだったので、なんか、映画の中の、あの落ち着いた人達が観客で、大騒ぎはせずにガヤガヤとか、良いなと思ってしまう。

日本に、BTSみたいなアーティストが出てこないと、音楽シーンを嘆く人を見たことがある。

まあ、ナショナリストみたいなもんで、気にしてもしょうがないけど、僕は、細野晴臣さんがいるじゃないかとか、坂本龍一さんがいるじゃないかとか、小澤征爾さんがいるじゃないかとか、佐渡裕さんがいるじゃないかとか、上原ひろみさんがいるじゃないかとか思ってしまう。

それに、川島さんは亡くなったが、ブンサテだって、ギタリストのミヤビさんだってそうだ。

日本には、BTSはこれからも出て来ないと僕は思うけど、それでも、何が問題なのかと考えてしまう。

最近のBunkamuraのル・シネマでやってるヴィム・ヴェンダースのレトロスペクティヴで、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」が上映されてて、音楽には、力があると思った。

映画にもあると思う。

細野晴臣さんにも、しなやかなチカラがある。

そして、それは、今、僕たちに最も必要なチカラだ。
音楽家・細野晴臣(以下、細野さん)が、2019年の5月/6月にニューヨークとLAで単独公演を行った模様を中心としたライブ・ドキュメンタリー映画。

同じ監督が同じコンサートをネタにして作った「NO SMOKING」の感想で書きたいこと書いたから、あんまり書くことない。

唯一あるとすると、コロナ禍での細野さんの本音が見えたとこくらいかな。このドキュメンタリーでは、コロナ禍でライブや人との出会いが絞られてしまい、弱音を吐く細野さんの姿が垣間見えるところ。

11月には、「松本隆50周年記念コンサート」で、はっぴいえんどとして出演したり(俺も二日目だけ観に行った)、Vampire Weekendとのスプリットレコードをリリースしたり、大阪で50周年記念展を開催したりと精力的に活動する細野さんだが、コロナは精神的な部分にも影響したんだろうな。

とにかく、まだまだ挑戦しよう、というテンション戻ってきたようで何よりです。

もっとも、このライブ本編はコロナ前、2019年に収録されたので、両会場とも、マスクしてない満場の観客が細野さんを歓迎してくれる姿を堪能できる。細野さんは、自身のナンバーだけでなく、オールディーズナンバーを中心に演奏。そんな細野さんの多彩な音楽の引き出しを目にして興奮するオーディエンスの皆さん。客席には、老若男女、色んな世代のアメリカ人の顔が見える。

「狂気と暖かさが共存してるよね」
「一番のカントリー・ミュージックのライブだった」
「ノーマン・ロックウェルの絵と同じものを感じる」
「Pacific最高!」
「Sketch Showのアルバムも好き」

など、様々なコメントがあったが、みんな「アルバムが~」「レコードを~」みたいに話してるのが印象的だった。ストリーミング全盛期、って言われてるけど、アナログとかCD、アルバムで聴くことの良さもあるんだよね。

細野さん自身の言葉では

「1947年生まれの自分が、こうやって音楽を続けていられるのは、アメリカが持ってきた、素敵な音楽や映画、文化、そして資本主義のおかげ(笑)」

ってMCが印象的だった。

ご存知の方も多いと思うけど、細野さんの祖父はタイタニック号に乗船してた唯一の日本人。タイタニック号は残念ながらニューヨークに到着することはなかったが、巡り巡って孫である細野さんが、こうしてアメリカで歓迎を受けているのを観ると、何か不思議な運命を感じる。関係ないけど、小室圭は簡単にニューヨーク行き過ぎ。

俺もホントに幸運にもこのライブ観に行くこと出来たのだが、楽屋に遊びに来てくれてるジョン・セバスチャンの名曲のタイトルを借りるなら、「魔法を信じたくなる」ようなライブだった。なので、それを映像で楽しめるだけで、★5なのです。

ただライブ映像に変なUFOみたいなのをビロ~ンって重ねるの、ダサくない? いきなり「ムー」読んでる気になって興ざめした。

それと、マック・デマルコもショーン・レノンも一瞬しか映ってないのに出演者として名前出てるの、どーなん?

適切な例えじゃないかもしれなくて恐縮だが、「あのストーム・トルーパー役で、007のダニエル・クレイグも出演!」なんて、ルーカスフィルムはしないよね!?

配給の朝日新聞さん、キミら新聞なんだから誇大広告みたいなことはメディアとしての信用に関わるのでは……。
順慶

順慶の感想・評価

4.2
現在の細野晴臣が2年前の2019年のアメリカでのLiveを振り返る。
2年前の「NO SMOKING」は細野晴臣という人物を描いていたけど、今回はアメリカでのLive映像が中心。

今年で74歳か。あいかわらずぼやけた顔をしているけど、おしゃれだし、Liveの衣装もピシッとしている。
そしていい声している。

細野晴臣の音楽の原点が、古いアメリカの音楽をアメリカで演奏する。
戦後、GHQがファッションや映画や音楽というアメリカカルチャーを日本にもってきた。幼少期からその影響下にあった細野晴臣がブギウギやカントリー音楽をアメリカで演奏して歌うという大きなストーリーを感じることができる。

観客のインタビューもよかった。現代の若いアメリカ人が細野晴臣を聞いているということがとてもうれしい。

最高の時間だったけど、83分は短すぎる。アンコールの拍手をしそうになった。


映画を見た後、グランフロント大阪で開催している「細野観光」見に行った。
https://hosonokanko.jp
ベースやシーケンサーやいろんな民族楽器や子どものころのノートまで展示している。というか残していることがすごい。

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