【OUTLINE】
アフリカ移民男性の整備工は、故郷の母と電話で祈り合う。ある女性は20年以上前のビデオに母の痕跡を探す。狩猟愛好家達は今日も酒を楽しみ馬を駆る。
パリ郊外の様々な人々をそのまま切り取る、群像ドキュメンタリーといえる1作。
【REVIEW】
第28回リュミエール賞にてドキュメンタリー映画賞を受賞した作品。監督は今回のアカデミー賞でフランス代表である『St. Omer』のアリス・ディオップ。
淡々と今ある現実だけを切り取るカメラ。しかし、人々を見つめるその視線には温かな人間味も感じる。
色々ある中でそれぞれパリに生きる、"私たち"のたくさんの今。構図にかなりこだわられたであろう撮影に見入っているだけでどんどん時間が経つ。
写真が好きな人やドキュメンタリーに浸りたい人には絶対刺さるはず。
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観た回数:1回
直近の鑑賞:Amazon Prime(23.01.16)