ヤンデル

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島のヤンデルのレビュー・感想・評価

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・オリジナルのいわゆる初代ガンタム第15話「ククルス・ドアンの島」の映画化

・オリジナルは初代ガンダムの中では作画崩壊もひどく、シナリオも散漫で、最も評価が低い回とされていた。

・映画版では明確にされていないが、島に暮らす子供たちは戦争中にドアンが流れ弾で両親を殺してしまった子供たちを引き取っているいるという設定。映画版はかなり人数が増えているので、広く戦争孤児を引き取った設定?

・母に「人を銃で撃つなんて!」「そんな子に育てた覚えはない」と夢で言われるシーンは第13話「再会、母よ…」での記憶を思い起こしているもの。

・オリジナルも本作も、子供たちを守っていくと決意するドアンに「あなたから戦争のにおいを消させてください」と言って彼の武器であるザクをガンダムに捨てさせるが、ここに「争いをしないためには自らが先に武器を捨てるべき」というテーマが含まれている。

・映画版では、そのテーマを拡げ、島に存在する都市破壊兵器を無力化するために日々研究していたというエピソードが追加されている。つまり、これは現代の「核抑止力による平和」を否定する形になっている。
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