ベべべっち

僕が愛したすべての君へのベべべっちのレビュー・感想・評価

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)
4.1
名乗るほどの者ではありません

『君を愛したひとりの僕へ』と対になっている作品なので、細かい感想やあらすじは割愛。

原作ではこちらから、映画版では順番を逆にしてこれを後に観ました。

今作の『僕愛』の方では、両親が離婚して母親に引き取られた世界線が描かれる。

そして、今作の主人公の悩みは「並行世界の愛する人は同一人物なのか?」みたいな感じ。

自分の住んでいる世界を0とした場合に、1の世界や2の並行世界の妻は自分が好きになった妻なのか?という、考え出したらキリがなさそうな問題。

顔も名前も同じで、関係性も近い番号の並行世界なら特に何も変わらない。
でも自分が好きになったのは0の世界の妻のはずで、1の世界の妻ではない。
いやでも、1の世界や100の世界だろうが、その人はその人であるから結局同じなのでは…?

と、葛藤するのが今作。

やっぱり映画版は説明不足で設定や並行世界のくだりがわかりづらいし、作画も声も微妙なので、原作の方が良かった。
(しかも原作は3作目があるし…)

てか、映画じゃなくて、TVアニメにしたら良かったのに。