LaserCats

キリング・オブ・ケネス・チェンバレンのLaserCatsのレビュー・感想・評価

3.7
安否確認をするためだけだったのに、物事が悪い方へ悪い方へ。
映画として観ているとあっという間だったけど(ただしずっとしんどいんだけど)、実際にこんな短時間で出会いから殺人までが起こってしまったということをまだ受け止められない気持ちでいる。
誤解や混乱が生じてしまったことには不運な面もあったとも言えるけど、それでも途中で悪い流れを止めることができたはずの選択肢はいくつもあったように見えた。
対応した警察たちの、差別や偏見、あと警察の力を絶対だと思い込んで一般人の正論を聞こうともしない態度を見てると、こんな人たちに街を守ってもらっているとは、普段から思えてなくても仕方がないと思ってしまう。
チェンバレン氏が黒人男性でなかったら、彼らはこんな態度をとったのだろうか。
観終わってからしばらく経っても、ドアをバンバン叩く音が頭から離れない。
LaserCats

LaserCats