kazukisera

キリング・オブ・ケネス・チェンバレンのkazukiseraのレビュー・感想・評価

3.7
5時22分
ケネスは自宅で寝ていたところ
誤って医療用通報装置を作動させてしまう

その後、
様子を確認するため3人の
白人警官がケネスの家にやって来る。

ケネスは通報は間違いだと伝えるも、
警官には聞き入れてもらえず
しだいに両者のやり取りは過熱していく。

DON'T DO THAT
DON'T DO THAT.OFFICER
DON'T DO THAT
やめてくれ
やめてくれ お巡りさん
頼むやめてくれ

I DON'T GIVE A FUCK,NIGGER
知るかよ ニガー

ケネスは7時までに死亡した。

この物語は実在した事件である。

この映画は83分の作品
ケネスが誤作動させてしまい
死ぬまでの時間83分
その時間をそのまま見る事になる

黒人で70歳のケネス・チェンバリン
心臓も弱く、双極性障害を患っていて精神的に不安定。

そして白人警察三人。

主な登場人物はこれだけだ。

なんの罪もない人が一人死んだ。

誰にもお咎めはない。誰も起訴されず誰も有罪にはなっていない。

この映画が、ケネスの、そして家族達の無念を晴らしてくれただろうか。

2011年に起きたケネスチェンバリン射殺事件。2020年にこの作品はモーガン・フリーマンとロリー・マクレアリーが製作総指揮を務め公開される。日本公開は2023年。

アンフェアだらけの世界。虫唾が走るね。