てなもんやコネクションのmareのレビュー・感想・評価

相変わらずコテコテのエネルギーに振り回されて三半規管やられそうになるが、支離滅裂なのに祝祭感や多幸感が押し寄せてくる。以前の作品よりもさらに国際的な作風になり既存の枠組みやストーリーラインを自ら破綻させにいくような狂いっぷりは観ていて楽しい。これをもっと闇鍋にしたのが脳天パラダイス。つぎはぎの展開を次々に広げていくような、回り道ばっかりでストーリーとして繋げていく気が一切ないような、それでいて急展開もしっかりと襲いかかってくる。この時代なのにやたらとパソコンに強いハイテクなガキンチョは魅力的だった。近藤等則のハンサムな敵役っぷりと主題歌のノリノリっぷりもキマってる。