ストーリーとしては、日本人が好きそうな陽の目を見ないバンドのサクセスストーリー。
その中で恋愛、友情(と呼べるのか？そのあたりもリアルなバンド目線)、路地裏の事情、
ありそうでない、ミクスチャーとも言える「背中を押してくれる」ものは、甘っちょろい青春映画では表せない新しい表現だと思いました。
ミュージシャンであり監督というKojiさんを、バンドマンであり映画好き(これ見た後やとおこがましい)の自分目線で見ると、端々から本当に映画に向きあったカット、カメラワーク、間、などが随所に現れていて、これが初監督はただただすげーな、の一言でした。
見えるからいいもの、見えないからいいもの、それが表現できている素晴らしい映像でした。
