このレビューはネタバレを含みます
ほっこりした話。ユーモアを交えながら緊張のイベントに臨む展開。ストーリーはシンプルだが共感できる人は多いはず。
ただ、全体的にキャラクターがあまり印象に残らない。挨拶にくる彼はあまりにも無機質で兄との対比も半端な気がする。途中のおいなりさんのやりとりも少し捉え方が違った。妹のおいなりさんを食べた時の表情の変化は兄の作った不細工なおいなりさんを引き当てたという感じがした。しかし実際は、実家の味を兄が再現していて妹がそれに気づいていたというラストの車中で種明かし。
不器用な兄貴の感情表現を見せたいのだろうけどそこがイマイチ伝わってこなかった。