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サムワン・インサイドのYSKのレビュー・感想・評価

サムワン・インサイド(2021年製作の映画)
2.7
とある高校の生徒たちが、自身の顔を模したマスクをかぶった殺人鬼に惨殺される…というお話

被害者たちはそれぞれイジメと暴行、白人至上主義のヘイトスピーチ、薬物依存、過失傷害を行った過去があり、彼らの顔を模したマスクをかぶったうえで彼らを殺害するため、内に秘めた罪悪感が形となって襲ってきた…と思わせたいのだろうなという意気ごみこそ伝わってきましたし、それなりに伝わってきたものの、残念ながらサスペンス要素やスリリングな展開といったところが非常に薄く、結果的にあまり面白みのない作品となりました

はじめの3人については同じ街の出身者ですから過去を探ることや脅迫に使用する写真の用意も困難ではなかったかもしれませんが、舞台となる街に越してきたばかりの主人公に関する過去の写真なんてよく探せましたよね、この能力を上手に使ったらなかなかの大物になれたかもしれないのに残念でしかたありません

とりあえず見どころは、最初の被害者がクローゼットの下から伸びてきた手によってアキレス腱を切られるところです
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