緩やかさ

アメリカン・アンダードッグの緩やかさのレビュー・感想・評価

3.8
「運命は劣勢な人間(Underdog)に味方する」

実話だから全体としては地味な場面が続く。
すっかりカート一家を応援する身内になった気持ちからの終盤の鮮やかな大飛躍。
アメフトのルール全然わからないけど感動した。

少しも斜に構えない、真面目でオーソドックスな映画の作り方は好感を持った。

カート役のリーヴァイはこれからプロを目指す若者としては風貌がおじさんだけど、堂々たる体躯はやはりアスリートとしての説得力がある。
2児のシングルマザーでカートの恋人ブレンダ役はアナ・パキン!

ラムズの優しいコーチ(デニス・クエイド!)と鬼コーチ、良かった。泣いた。

ラストシーンはカート・ワーナー本人とご家族が登場。
奥様に寄せたアナの役造りにほぅー、となる。

そして、ここでもまたカントリーミュージック笑  アイオワだもんね。
エンドロールの楽曲が素晴らしい余韻を残す。
緩やかさ

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