このレビューはネタバレを含みます
孤独な老人の心に付け込んだビジネスだったと言われれば否定はできないのだろうし、
それに掬われた人間が居るのも事実なんだろうし、
他人同士が寄り集まった”家族”はいざという時に自分の元から離れるというのも事実なのだろうし、
面倒なんて見たくはなくても「家族だから」離れないというのも事実なんだろう
ファミリーで楽しくやっていたのも事実だし
自分のために、援助してくれた人たちからお金を盗むのも事実
どれだけ環境が変わっても心のどこかが変わらずいるのも事実だし
自分のさびしさを他人の孤独で埋めていたのも事実かもしれない
ある一面だけが事実でありそれ以外は偽物だったというのは極端な考え方だろう
あなたになにがわかるのかという言葉があったが、そもそも他人どころか自分のことでさえわからないことが多い気がする
取調場面は完全に蛇足だった
見ていれば理解できるであろうことを敢えて登場人物に言わせるのは非常に興覚め
