このレビューはネタバレを含みます
モデルになってる事件があるだけに、最後までうまく行くなんて思っていなかったけれど、皆んなあんなに楽しそうだったのに…と寂しくなった。
物語の構成としては『万引き家族』と重なる。ルールから外れて狡いことをしている人達が居て、側から見れば愚かだとしても、本人達は彼女達なりの価値観を確立して幸せを掴もうとしていた。一瞬だけ掴んだように見えたものが儚くも消えて、幻だったんだな〜って、悲しい結末に向かうことになる。
「騙されたって利用されたって、何もないより、ずっと良かったんです」
短い輝きが綺麗なほど悲しいですよね。
岡本玲さんってティーンモデルのようなイメージでした。素晴らしい大人の女優さんに成長されていたんですね。
いい映画でした。