"正しいことが幸せとは限らない"。
広い意味でホームヘルパー!?
お爺ちゃんたちの下のお世話をする、
通称"ティー•フレンド"。
実際に摘発された事件、
高齢者売春クラブを題材にした作品。
クラブの代表マナが、
高齢者の孤独に寄り添うように並べる、
優しくて綺麗な言葉が印象的。
まるで詐欺師のようなのに、
クリーンな純粋さしか感じない。
二面性を秘めた岡本玲さんの演技が
本当に素晴らしかったです。
お金の関係でも、
ひとときの関係でも、
例え嘘でもなんでもいい。
どうにかして寂しさを埋めたい気持ちは、
なんか分からなくもない😔
きっかけはそんな理由でも、
誠心誠意込めて作り上げれば、
いつか本物になる。
マナはそんな想いで、
"ファミリー"を作ろうとしてたんだろな。
でも想いは届かず、
ガラガラとあっけなく崩れていく様が、
あまりにも悲しかった。
"自分の寂しさを
他人の孤独で埋めるんじゃない"。
ラストでの警察官の正論が、
胸を抉る。
嘘偽りでも、
何もないよりはマシ。
嘘偽りでも、
それでもそれを楽しみにしていた
お爺ちゃんの背中が切なかった。
"性欲は、生きる欲"。笑