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猫は逃げたのパピコのレビュー・感想・評価

猫は逃げた(2021年製作の映画)
3.7
不倫が原因で離婚届を書いた夫婦。
離婚の最後の関門は「飼い猫をどちらが預かるか」
話し合いが進まず、離婚は進まない。
そんな中飼い猫が逃げてしまう…

今泉力也監督、城定秀夫脚本のコラボ作品。
今泉監督のリアルな会話劇に、今泉作品ではあまり観られない濡れ場があるのがポイント。
脚本は城定さんだが今泉監督作品の物事への優しい視線があり、今泉監督脚本作品と遜色ない。

終盤の全員集合からの会話劇の勢いはすごい!10分くらいずっと笑ってたと思う笑
気まずさと攻守交代の目まぐるしさ。
本音をある人には伝えたいけど、本音を言えばある人を傷つける、そこの葛藤。

逆をいうと終盤の全員集合にいくまでが少し退屈。濡れ場のシーンが多すぎる気がする(不倫コメディだから仕方ないけど)
好きなシーンはあったんですけどね!
執拗なハリボー攻撃。
5年前の猫との出会い、コンビニでの覚悟、足のマッサージ中の涙のシーンはとても好き。

猫がかわいいネコ映画でもあり、不倫コメディでもある。
夜中に1人で家で見るのがオススメ!カップル、家族では見れなさそう。
僕はこのコラボ企画でスコアは低いですけど今作の方が好きでした。

*落としたハリボーはスタッフが美味しく頂きました!笑
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