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猫は逃げたのEPATAYのレビュー・感想・評価

猫は逃げた(2021年製作の映画)
3.5
猫って演技できるんですね......!!

猫の演技が素晴らしすぎるので、そこだけでも繰り返し見たくなる魅力がある。

映画全体としては、脚本がかなり今泉力哉作品に寄せているため、今泉力哉×城定秀雄の化学反応は弱い気はする。

特にキャラクターとの距離感が微妙で、会話劇やシチュエーションの面白さが100%発揮できていないのではないか。

4人を引いた視点で捉えたいなら、もっと猫視点に寄って人間の愛憎によるあれこれのしょうもなさやどうでもよさを強調した方がグッときたと思う。

嫌な感じが全くない、さらさらした愛憎劇というのはおもしろい。
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