いんしょーと

猫は逃げたのいんしょーとのレビュー・感想・評価

猫は逃げた(2021年製作の映画)
3.6
今泉力哉監督×城定秀夫脚本作。公開当時、この監督脚本が逆になっている「愛なのに」は観賞しており、いつかこちらも…と思っていたところ。山本奈依瑠さん主演の別映画を見て、思い出してアマプラで。

内容はというと不倫の話だし、特にジャーナリストのまみことか、結構怖い。そこに引っかかっちゃってる広重もさぁ、と思うのだけれど、優しい松山を仕返しのように利用している(と、私には見えた)亜子もまったく…
という状態でも、最初から「猫」の親権が定まらない、それはその猫をきっかけに始まった夫婦生活だから…という流れで、どうもほのぼのしてしまう。そういう撮り方は今泉監督の色なのかなぁと思いつつ。

話としては、結果丸く収めているけれど、現実はこんなほんわかなんてあり得ないよなあ、と思い、少しもやりました。
でも、ほのぼのは好き。