いろどり

カルロス・ゴーン 最後のフライトのいろどりのレビュー・感想・評価

3.9
面白かった。
日産を立て直した英雄から国際逃亡犯になるまでを、本人が語っているから面白い。日産や日本の検察が本作の参加を拒否したことで、ゴーン寄りの内容になっている。私が観たいのはまさにこうゆうものだったのでとても満足した。縛られないゴーンの言葉が聞けた。見どころは後半の逃亡劇。保釈時の作業服変装からレバノン逃亡までを、本人が自身の苦悩も絡めて事細かに説明していてかなり面白い。

日本の司法の闇もしっかり言及されている。日本の元検事がまるで悪代官のように映っていた。でもまるでフォローできない。日本人としては残念な現実にトホホ。 

吹替での間違い発見。
日産元社長西川(さいかわ)氏がにしかわ氏になっていた。こんな大きなミスがそのままなんて。


重要なのは真実かどうかより、どうしてその時期に問題が浮上したか、だと言っている人がいた。ゴーンは、日産の未来におけるフランスと日本の対立に巻き込まれたということで良いのでしょうかね。
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