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聖闘士星矢 The Beginningのkenshinのレビュー・感想・評価

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)
4.0
大好きだったジャンプ作品の聖闘士星矢がついにハリウッド映画化!まじか!と同時に歴代の漫画、ゲーム作品のハリウッド化の出来に不安も。ドラゴンボール(DB)よりもさらにコスプレ作品になりそうな題材でもあり超不安でした。予告編では聖衣(クロス)の出来具合に大丈夫かなと思いましたが、予想以上に見られる作品です。現代に合わせた世界観には最初は違和感は感じざぜるを得ませんでしたが話が進むにつれて聖衣デザインも含めて妥当な演出のように感じていきました。しかも聖衣は原作通りに進化もする。DB、北斗の拳よりもはるかに良い出来でしっかりと聖闘士星矢を表現できていました! 城戸の爺さん役をショーン・ビーンが演じ、また辰巳執事役がマイロックと変わっていましたがいずれもカッコよく、十分にありでした! 辰巳役は竹刀から銃に持ち替えての凄まじいアクションは良く出来ており、アテナである沙織はシエナに変わり初めて見る女優さんが演じていましたが大きくイメージが崩れることがなく配役は合格でした。アテナの吹き替えはオリジナルの藩恵子さんの娘 めぐみさんであり声もよく似ており違和感はありませんでした。演技力はあるのは知っていましたが、何といっても新田真剣佑はまさしく星矢でした。これ以上の配役はなく真剣佑は演技も吹き替えも良くて今後はハリウッドでブレイクを期待したいです。体の鍛え方も日本人とは思えないほどのカッコ良さです。ストーリーは改編されていましたが大きく破綻はなく妥当なところで原作へのリスペクトも所々見られマリン、フェニックスとのバトルは素晴らしかったです。不満点としては上映時間上、仕方がありませんが他のブロンズ聖闘士が全く出なかったことと話が序盤で終わってしまったところです。シルバー聖闘士が出てきて大きく盛り上がるのを期待したところで終わってしまったので映画としての点数は低めになってしまいました。もっと見たかったですが続編もできそうな内容で終わっていますので今後に期待したいと思います。また原作を知らなくても1作品としても十分に面白いと思います。
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