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聖闘士星矢 The Beginningのトラインのレビュー・感想・評価

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)
2.0
小さい頃生き別れに成った姉を探しながら地下格闘場に入り浸っていた少年は、謎の力の発露に目をつけられ、謎の組織に勧誘される。そこでは神々の生まれ変わりの少女を中心に作られた組織で、少年が持つ力はコスモと呼ばれる生物元来の力で、その力を持って戦う戦士の「セイント」として覚醒するためにシルバーセイントが待つ島へ修行に向かうのだが・・・というハナシ。



まぁ酷評されてましたよね、こうまぁ言いたい事は非常に分かります。安定の原作ブレイカーですもんね、ストーリーも設定も何もかんも違うから、これ別のスピンオフ作品ですっていう方がまだ納得行くかなって。同じなのは主人公の名前と姉を探してるって要素だけかな。これだけならGガンダムでも似たりよったりの物出来ない?w



これは邦画にも言えるけど自分の作りたい物作りたいなら、そもそも原作のある作品触んなきゃいいんですよ。ペガサス流星拳は聖闘士として必須の最低限の技じゃなくて星矢の必殺技なんですよ!基本でしょ!!ロック様がやるピープルズ・エルボーがプロレスラーの基本技だって言ってるようなものだぞ分かってんのか!オォン!!?っていうはなし。



もう全部が全部一切合切そんな調子。
クロスだってそれを得るためにみな死ぬレベルの修行を超えてきてるわけでね?んでそのうえで色々あるわけなんだよね。そんなピラティスみたいなことして気まぐれに岩殴るようなハナシじゃないわけ。挙げ句に修行も勝手に切り上げて辞めちゃうし、もうむっちゃくちゃよ。キャラクター性も昭和少年漫画の主人公の王道も王道の熱血漢のキャラクター性は見る影もないし。ずっとこうなんかアバー!!って感じ。そもそもこれは原作のどのへん見て構想練ったハナシなの?お姉さん原作で最終回でチョロっと出てくるだけなんですけど、そんなメインに据えても一切描けないっすよ?



まぁこの感じだと続編はないんだろうけど、まじで大本のオリジナル要素に寄せないで展開するつもりだったとしたら、旧実写バイオハザードみたいな造り目指してたのかな?俺等が作りたい物作るみたいな。



それは原作無いもので作ってもろて・・・。
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