メッチ

タイラー・レイク 命の奪還2のメッチのレビュー・感想・評価

2.8
開始25分経過してからのワンカット長回し風アクションは、続編の本作でも健在。これをやり抜くだけでも凄い。

本作は前作の続編だけあって、前作を観ていないとキャラクターたちの背景が見えてこない部分もあるのは、続編あるあるですね。冒頭からいつアクションが始まるのか、もどかしさを感じていました。
しかし、アクションシーンがはじまってからは画面に釘付けになってしまいましたね。あのアクションシーンは前作でも印象的でした。ワンカット長回し風のアクションシーン。なんというか、あのTPS(三人称視点)のシューティングゲームをやっているかのような錯覚を起こさせるようなのが、前作と本作のアクションシーンの特徴なんですよね。

ただ、今回の救出する対象者の男の子について、もう少しバックボーンを見せてほしかった。
この子の父親は、組織のボスであっても、牢獄で生活させたり厳しい教育をさせたりと父親としていかがなものかという父親。しかし、子供からしてみれば、それが当たり前な環境下で育っているのだから、何が正しくて何が間違っているかが分からないもの。そういう背景があの男の子にあったのは汲み取れましたが、もう少し描いてもらえれば、母親よりも父親に執着しているのかが分かったのではないかと思いました。
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