最高でした!!!
・マリオとルイージが仕事してた笑
・DKドンキーコング。あのBGMは素晴らしい
ある意味でシン仮面ライダーと対照的かつ日本アニメに対するアンチテーゼを感じた。
★オタク的ではない。
マリオシリーズの歴史は古く、いろいろな設定があるゲームなわけだ。
もし日本のスタジオが同じようなアニメ映画を作ったならファンならわかるようなマニアックなシーンやBGMをてんこ盛りにして話は月並みって言うパターンになりそうなところを、斬新かつ冒険的、大胆に創造を膨らませてゲームから映画に昇華させている部分は特筆すべきだと思った。
つまり、オタクが作るとディテールばっかりこだわって肝心の映画としての完成度が下がる。だから日本アニメも衰退してるって自覚してほしい。
オタクはゲームのマリオブラザーズに固執して、その中で語られている世界観から一歩踏み出せず、懐古的で既視感のある映像を作って悦に浸る、わからないことをコバカにする嫌な感じがなかった。
ゲームの設定ばっかり気にしてエンターテイメントとして破綻していない。
ゲームではなく映画だという自覚を感じた。
オタクじゃない人が作るとこんなに爽やかな映画になるんだなとすごく感心した。
まず、大胆にマリオの家族、仕事のライバルを出していたところがよかった。
(アメリカに於ける一般的なイタリア系移民のイメージなんでしょうか。いとこ?なども含めて同居しているようだ。)
マリオとルイージがちゃんと配管工をしているシーンも割と新鮮だった。
ゲームでマリオがレンチすらもってないけど、ゲームの設定より現実の配管工の姿を優先していることが、アッパレ。
下手にワリオとか出すと興醒めってもんだ。
あと、デイジーとかオタクは出したがるだろうけどピーチのみってヒロインが1人ってのもなかなか粋だね。
ピーチも強いヒロインであるがあくまで主役をくわない程度で抑えられているところも良かったし、ちょっとお転婆ムスメぐらいのバランスが絶妙でしたね。
日本のオタクくん達は、この映画がアメリカ製で確実に正解の物語を作り上げてエンターテイメントとして成立していることを自覚して、オタク的作品作りを反省すべきだと思いますね。