ゆうひ

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのゆうひのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

家族で3D吹替にて鑑賞。

普通に他の映画と同じような見方をすると、内容は正直単純でなんも面白くないと思う。
でもこの映画は、これまでのマリオシリーズのプレイにより蓄積してきたイメージを映画で深め、それをまた明日からのプレイに落とし込めるという意味で、ゲームと連動したコンテンツとして面白かった!
音楽CDなんかも、アイドル握手券の登場によって、オリコンランキングの捉え方が変わったと思うけど、映画も純粋に映画単体を楽しむだけでは語れない時代が来た(来てた?)のかなぁと感じました。

映像はとてもよかった!綺麗で見やすいし、どこを取っても壁紙に出来そうでキラキラしててワクワクした!特にお気に入りなのは、カロンの襲撃。ホラー好きの私としては、カロン再生の動きとか「いいね!」と叫びたかったw 怖すぎるわけじゃなくて子どもも普通に見てられるんだけど、ポップなホラー描写として完全に正しいと思った!レインボーロードもお気に入り!マリカーでも永遠に走ってられるくらい大好きなコースで、映画でもめちゃくちゃ綺麗……

選曲もストーリーもキャラの越えるべき壁も月並みでハイハイそっちねって感じはしたけど、映画初心者の子どもたちようこそっていう意味ではわかりやすくてこれで良かったと思う。流行りに乗ってるし。ただ、アレンジで挿入されているマリオテーマ曲は、めっちゃよかった。さりげないし場面に合っててアツい。

ピーチのキャラがポリコレって感じでちょっとっていう意見を事前に見てて、私もそういうのにあんまり賛同したくはないんだけど、でもマリオやルイージをスクリーンの前の僕たちよりちょっとだけ下の目線から描こうと思うと、話を進める役割としてピーチが強いのは、まぁバランスいいかなと思う。だってマリオがあの感じで話進められるキャラ、他に誰かいたっけ。

クッパのピアノ最高だった。強くて悪くてカッコいいのに、ギャップがいい。ゲームだけしてるとジャイアンくらいの悪さな気分になってしまってたけど、だいぶ自分勝手で悪い奴やなって思い知らされた。

ドンキーはマジこわい、、、感情のままに暴れ回る勢いがやばい、、、ドン引きする、、、ゴリラ感を容赦なく描いてて私は好き、、、でも瓦礫からピーチを庇う描写は一秒足らずにして立派なイケメンゴリラだった。

一番感動したシーンはトゲゾーこうら!!
どうなるのか予想しながら見てれば当然予想できる流れなんだけど、映像やスピード感の楽しさに流されるように見ていたし、マリカーではどのドライバーもトゲゾーこうら発動できるわけだから、敵がトゲゾー=トゲゾーこうら撃ってくるとか考えてなかった。そこへ「逃がすかー!」でトゲゾーこうらが来たので、何かもう謎に涙ぐんでしまったw 今までただの必中リア充爆破アイテムだった物に、ストーリーが添えられた感動。そういうのがこの映画にはいくつもある!

ヨッシーがまるで出てこないから2も制作予定かなと思って見ていたら、最後に卵が出てきて、やっぱりそうかぁと嬉しくなった!ワリオやワルイージ、キャサリンとかも出てくるのかな〜w実にウザそうだな!

小1の息子も夢中で最後まで見てくれてよかった。動きのスピード感がよかったみたい。マメキノコゲットのシーンとか「あっ……!w」ってなってて、息子もゲームとの連動を楽しんでいるなぁと微笑ましかった。

映画館で見られてよかった!
ゆうひ

ゆうひ