おふとん

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのおふとんのレビュー・感想・評価

4.2
あのスーパーマリオブラザーズがイルミネーションスタジオでアニメ化。

子供向けと思ってナメていましたが、これがなかなかどうして非常に面白い作品でした。
マリオシリーズを総括した作品だけあって、元祖の横スクロールアクションはもちろん、ドンキーコング、マリオカート、オデッセイ、ギャラクシー、ルイージマンション、スマブラなどなど数々の派生作品のネタが盛り沢山で、ゲーム愛が伝わってきました。

謎のワープ土管やきのこ、残機といったいかにもゲーム的な要素を、そういう世界観だからとゴリ押してくるのにも関わらず、緊張感が失われていない絶妙なバランス。

マリオって所謂死にゲーだと思うんですが、それを諦めの悪い男ってキャラ付けにしたのは大正解で、しかも喋らないキャラなのにセリフが違和感ないのも凄い。

クッパがまるでサノスのようなアメコミ悪役になって、最後はライダーキックで締めるのはどっかで見たことあるような絵面で、マリオでこれやるの?と笑ってしまいましたが、そういったハリウッド映画パロディも良かったです。
ヨッシーのアレはジュラシック・パークかエメリッヒ版ゴジラのパロディかな?

とにかく単なるゲームの実写という色物ではなく、娯楽映画として最高だったという感想でした。
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