このレビューはネタバレを含みます
配管工の兄弟が下水道に潜入して水道管の漏水を止めようしたらかたやキノコの国かたやカメの国に飛ばされる話。
「名探偵ピカチュウ」を見たときに原作ファンとして楽しめるポケモン世代への嫉妬で歯ぎしりしたものですが、今作をマリオ世代の原作ファンとして楽しめてる私～優越感～思ったところでそもそもスーパーマリオブラザーズが発売された1985年さらに遡るとドンキーコングが発売された1981年当時に触れた人、つまりどんなに少なく見積もっても50代以下は全員マリオ世代だから優越感も何もない。
あの場面はこのゲーム！そのBGMはこのゲーム！このギミックはこのゲームのこのステージ！とあれも知ってるこれも知ってるのオンパレードにニヤニヤが止まりませんでした。マリオカートも上手く組み込んであって、レインボーコースには夢中になった当時を思い出してくすぐったい気持ちになりました。
物語はただの配管工から始まるんだけどちゃんと修行のシーンがあるのが良いし楽しい。捕らわれの姫じゃなくて捕らわれの弟なのも時代に沿っているように思わせてのピーチ姫がプレイヤーキャラにラインナップされている原作に沿ってる。
クッパ大王にはスーパーマリオRPGで堕ちたクチですが、本作のクッパ大王は頼れるリーダー愛すべき俺らの王様というよりは恐怖の大王に振り切って悪役に徹してましたね。フラれた途端に火吐き付けるとかヤバすぎるって。
すっかりヒーローとなったマリオとルイージを「俺の息子たちだ！」と自慢するパパ、終わり方があまりにもハリウッド映画なのも気持ちよい。
次作にはヨッシーも登場するし(言い切り)早くも公開が待ち遠しい！
