良くも悪くもゲームな映画。トレーニングやドンキー戦など要所要所のクリップだけつまむなら面白かろうが、ゲームネタを映像に入れることに必死になりすぎて映画としてのテンポが壊死していて"緊"張感の"臣"すらないのと、原作音楽の見事な劇伴アレンジと反比例するぐらいこの手の映画で聴き飽きかけている洋楽の連続でとにかく没入できなかった。
キャラクターは自分が思うイメージから乖離することはほとんどなかったが、マリオの配管工の仕事など現実世界のアイデンティティが皆無に近いのは全く好きになれなかった。だったら最初からキノコ王国の配管工という設定でよかったのでは？と思わざるを得ない。てか命であろう工具を弟に持たせっぱなしにするんじゃない。
映画としてはピーチ姫救出大作戦と魔界帝国の女神のほうが断然出来が良い。おお嘆かわしやハリウッド。
