辺境の地みたいなとこで鑑賞
久しぶりの映画館に感無量&感無量…
で、映画の内容なんですけどね、もうこれは「スーパーマリオ」というゲーム作品の特性があらゆる意味で発揮されまくってたよ。
まずマリオの歴史そのものが現代のかなりの層に刺さりやすい。分かりやすく言えばマリオ自体が老若男女に馴染みがある。
ファミリー層も、いい歳したおっさんどもも、みんな平等に楽しめる。こういう原作は割と限られると思う。(ドラえもんとかも老若男女通る作品だが、ターゲットは明らかにお子さんだしね)
私は64を持っていながら「スーパーマリオ64」をやらなかった位にはマリオをあまり通らずに来たが、そんなレベルな私目線から断言できるのは、どれか1作品でもマリオシリーズをプレイしたことがあればもう120%楽しめる。
事前に入ってきてしまった評価、とりわけ「映画評論家の評価はすこぶる低く、一般鑑賞客からの評価はすこぶる良かった」で、かなりハードル上がってしまったが、心配ご無用な面白さだったし、その評価もよく分かる作りだった笑
ただただ楽しいだけを詰め込んだフルコース、歴代マリオシリーズの要素はてんこ盛り!
しかしストーリーはとてもシンプルなオリジナルで再構築。ここを変にゲームに寄せなかったのがかなり上手い舵取り。これで全て決まったと言ってもいい。
落ちこぼれ兄弟がパラレルワールドのごたごたに巻き込まれ、遂には現実世界をも救うヒーローになる。しかもいつも兄に頼ってばかりの弟が最後に活躍して…って、もう3億回は擦られたプロット。
けどやっぱりこのシンプルさにマリオの世界観、更にはかなり高クオリティな映像美が幾重にも積まれるとまぁ見応え抜群。
分かりやすい勧善懲悪、全く重さが感じられない心地良さ。
(普通の映画だとピーチ姫と出会うくだりはもっとゴタゴタさせると思うが、そこもさっさと通過させるのもとても見やすい工夫、素晴らしい…)
みんなが楽しくポップコーン食べながらワイワイできるようなThe娯楽映画でした。