Tatsu

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのTatsuのレビュー・感想・評価

3.6
自分の記憶だとブルックリンという都市を幼少期に初めて知ったのはスーパーマリオの実写版だったりして、そのくらいには失敗作と言われる実写版には思い入れがあると同時に都市の映画として『ゴーストバスターズ』と同じ枠で繰り返し見てた覚えがあるのだが、そこにイタリア移民であることを今回こうもはっきり描写されると、そういうことだったのかと、実写版の描写に対し謎の納得感を得てしまった。当然イルミネーションのツルツルした質感のアニメよりも、実写版の方が荒れた現実のブルックリンを描写していた気もするし。それはともかく、本作は可もなく不可もなく、いつものイルミネーションだが、もう少し現実からイマジネーションの世界に降り立った時のダイナミズムを描写して欲しいと思った。ピーチが同じ人間を初めて見た時のリアクションとか。ブルックリンとゲーム世界の差異があまり感じられないなと。セス・ローゲンのドンキーコングが良すぎる。『シャークテイル』みたいに役者にキャラクターの造形とか、少し寄せてる印象もある。
Tatsu

Tatsu