評判が良かったのでけっこうハードルが上がった状態で4DX3Dで鑑賞。
期待値を遥かに超えたとまではいかないが観たかった以上のモノがバンバン観れてしかもオリジナル愛に溢れた作品というだけで終始ウルウルしてしまう。
初めのNintendoのロゴだけでもう涙腺が緩くなって何度も涙を拭った。
思った以上にマリオとルイージの劇中年齢が若い。20代中盤から後半か?
確かに身体能力がそれくらいないと説得力無いと思った。
あの世界観をどう表現するのかも無理のない設定。クッパと対決する意味あいがゲームと違うがイヤな感じは全く無い。
マリオとルイージの兄弟愛を軸にしたのは新鮮。タイトルへ原点回帰してるのも意表を突かれた。前半で配管工という設定をキッチリ見せつつパルクール的スキルを持ってるマリオの人物紹介をさりげなく見せてるのも上手い。反面ルイージはどこか鈍臭いのも同時に描いてる。そして初めて見るマリオのファミリーに驚く。
あの傑作キャラクターデザインの数々とファンタジーなワールドのリアル描写の絶妙なさじ加減が見事にマッチしている。
さすがミニオンで充分に素養があるイルミネーション制作。
ドンキーとのバトル、マリオカート、ルイージマンションを彷彿とさせるホラー要素、アクティブなピーチ姫と熱い最終決戦とめちゃくちゃ盛り上がる上手い魅せ方。
オリジナルのアクションするだけで嬉しくなる。
これだけヒットしたのだから続編は必須。まだ登場してないキャラやステージも沢山あるので非常に楽しみ。
4DX3Dと本作のアトラク性が非常に相性が良いがけっこう激しいので後半腰がヤバかった。ベストコンディションで観に行くのが吉。
吹き替えしか選択肢が無かったが皆達者な声優の配役でノンストレスで良かった。原語でも観たかった。
予告の時からインパクトを残してた青い星の子のチコの存在感がラストまで凄い。
よく出来すぎた作品に対して自らツッコミを入れるというバランサーとしての役割を果たしてる。何気に第3の壁を超えてるのがバックスバニーを彷彿とさせる。
車社会だけあってマリオカートのシーンは力入ってた。MAD MAX味ある。
ウツボに飲み込まれるのはピノキオ味あるし色んな映画のサンプリングを堂々とやってるけど超面白いのだから無罪!
宮崎駿も同じような事をしてたしオリジナルより面白ければパクっても良しみたいな傾向は悪く無い。
音楽もオリジナルの旋律をオーケストラに落とし込んでグッとくる。
ドンキーもピーチ姫もキノピオもみんないいキャラで好きになる。クッパの不器用な愛もわからないでもない。
マリオとルイージが小学生の様に仲良すぎてちょっと気持ち悪い気もするが気になったのはそれくらいか。
ゲームでは恋人同士?のマリオとピーチ姫だが本作では余計な恋愛要素をカットしてるのも実は今風。