真田ピロシキ

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの真田ピロシキのレビュー・感想・評価

3.0
マリオファンと子供なら楽しい映画だろう。私はファミコンとスーファミで少ししかマリオをやっておらず当然子供でもないので明らかに映画の対象ではない。マリオワールドの再現はよく分かる。見覚えのあるものから知らないものまで、ゲームの舞台装置とアクションをそのまま映画に持ち込む。ゲームの忠実再現度ランキングなら極めて上位に位置すること間違いない。だけどこれは他人のプレイ動画を見ているかのようだ。しかも興味のないゲームの。これでは圧倒的知名度に胡座をかいて映画への変換をおざなりにしたと感じる。同じようによく知らないのでもソニックはオリジナルと思われるキャラクターを含めて好きになれるよう描かれてた。これに近いゲーム映画は『ストリートファイター暗殺拳』。瞬獄殺の出始め無敵を再現してたけどだから何だとしか思わなかったあれ。

まあでも、マリオにちゃんとした世界観とストーリーを与えてて一貫した内容にはなっているし、予告で気になったピーチはカッコ良いので酷評しようとも思わない。そもそも自分は客じゃない。だがこの映画に寄生してる奴らが気に食わない。公開前は「ポリコレ映画ー!」と散々腐しておきながら、公開されるとすっかり忘れて「ポリコレに屈しない日本。任天堂最強!」と言ってる恥知らずの奴ら。テメーの創作物でもないくせにマリオブランドで他作品にマウントを取るスーパーマダオとかいう奴を始めとした数字でしか評価できないイナゴオタクども。コイツらが嫌いで完全に見る気をなくしてたし、任天堂周辺にはそういう手合いが多くて一応Switchは持ってるもののほぼ無縁となりつつある。多分Switchの次は買わないよ。