ぐりんでる

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのぐりんでるのレビュー・感想・評価

4.0
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攫われた弟を救うべくマンマミ〜〜ア!と言いながら巨悪クッパへと挑むスタートアップ配管業者マリオの異界冒険譚
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近くの席にいた子どもが大興奮してた。まぁいちいち大きなリアクション。

マリオがキノコ王国に突入した途端、「パパ!こっからが面白いの!!ふいー!」ってもはや普通に喋ってたし、いつもなら心の中でぶっ飛ばすところだが、なんと今回はそんな状況がむしろ微笑ましい、気持ちよさすらあったwなんならこの映画めちゃくちゃいいなと評価にすら作用したほど😀少し笑い方が邪悪だったのは気になったが。

映画本編が始まる直前に流れたNintendoの宣伝もよかったんだよね。
マリオのゲームをプレイする色んな世代の人たちの反応集みたいなPV。
老若男女色んな人の楽しそうな表情、一介の配管工のおいちゃんのゲームがどれだけの人たちを楽しませてきたか!
お水のトラブルの際は頼んでみようかな。そう思えるくらい素敵なゲームだと思った。
まぁ俺はマリオカートでキレまくってた思い出ばかりが蘇ってきたけどな

映画本編の内容もよかった。ゲームのお馴染みのアイテムとかステージとか、多彩なカメラワークで描かれるのでなつかしさやら新鮮さやらで楽しかった
1番感動したのは序盤の仕事に向かう道中のシーン。ブルックリンの街をゲームみたいな横移動演出で再現してたとこ。
あとマリオカートの描写。主観アングルとか、謎に感動したね。トゲゾーにも表情筋が緩んだ。まぁやっぱりキレまくってた思い出ばかりが蘇ったけどな

最後あるキャラの鳴き声で映画は締まるが、また別のどこかの子どもがしーん。と静まった劇場に響き渡る大声でそのキャラの鳴き声を真似してた。それがあまりにも再現度高くて吹き出しそうになった。

作品そのものも楽しかったがそれ以上になんだかいい映画体験だった。
家族と見にきた映画。ポップコーンの匂いに包まれたこの時間はこの子どものいい思い出として一生残るかもしれんなぁ特別な映画になって欲しいなぁと笑い方が邪悪なこと以外素性の知れないガキの未来を願う始末だ。どうもありがとうな、どこぞのガキども。🍄⭐️

ただ笑い方が邪悪なことだけはどうしても気になった。この冬一番どころか少なくとも今年聞いた全ての笑い声の中で一番悪そうだったね。かっこいいじゃん将来が楽しみ