2023国内洋画No.1ヒット!
ここ数年で見てきたアニメ映画では群を抜くアニメーションの完成度!
任天堂のロゴから始まる世界観の構築。
横スクロールのゲーム画面を彷彿とさせるシーンやドンキーコングとの共闘のシーンには感動を覚え、尺的な物足りなさを感じるほど。
ゲームをしている上では明らかになる事のなかった各キャラのバックグラウンドには新鮮味があった。特にマリオがキノコ嫌いなのが意外すぎ。残念な所はピーチの顔がなんか変。逞しすぎるキャラの設定にも少し違和感。クッパがあんなに一途だとは。
ファイア、アイス、たぬき、ネコ、マメ。マリオにも種類があり、攻撃を喰らうと弱化する再現も素晴らしかった。
話の展開として、明らかに映画全体を「1面」として意識させる区切りがあるので少し気になった。
マリオも1人の人で劣等感や葛藤を覚える事があることに気付かされた。
小難しいことを抜きにして見ているだけで幸せになれる映画。観客と批評家で評価が分かれていることにも頷ける。
拾いきれない小ネタの数々。任天堂作品もほとんど出てた。ドンキーコング、スターフォックス、パルテナの鏡、ピクミン、パンチアウト、ダックハントも登場。
本国でのマリオの声優担当であるチャールズマーティネーも日本語で参加。
普段全くゲームをしない私でさえ、マリオを身近に感じる事ができる程のコンテンツ力の強さに驚いた。
ヨッシー、ワリオ、ワルイージ、デイジー、ロゼッタ等々出てないキャラもまだまだいることから続編が絶対に予定されていると思われる。
93分という絶妙な尺。もっとアクションが見たい。観客にマリオをプレイさせたくなる気持ちにして終わらせている。ニクいね。