このレビューはネタバレを含みます
パーティーが始まるまでの序盤は恐ろしく退屈だったけれど、浮かれた雰囲気とは裏腹のお通夜みたいな面持ちや会話の端々から察せられるのっぴきならない状況が引っ掛かり続ける。
そこから大人と子供の略式死生観みたいなズレが発生し、一人の少年を起点として『十二人の怒れる男』みたいにちょっとずつ「運命に抗ってみようぜ」勢力拡大していくみたいな流れを期待していたんだけれど意外にあっさり済んじゃったな。
その他「この際だから言っちゃう」ギャグな中盤を挟んでブラックジョークなんかもちらほらと、そして最後のほうは微妙にエモーショナルな様子でひっそりと終わった印象。