わたしの六月はゾンビ月間。
毎年ゾンビ増量鑑賞をしていたけれど、基本中の基本の感染ゾンビの元祖をまだ観ていない・・・と、用意した「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」と間違えて鑑賞したリメイク版。
一周観て、元ネタ観て、こちらのコメンタリー鑑賞。
リメイクで大まかなストーリーを把握してから元ネタを鑑賞するとわかりやすく、そしてコメンタリーは元ネタのネタバレも語られるので、実はこの順番は一番わかりやすい流れだったかもしれない。
オリジナルの要素を限りなく再現しつつ、リメイク独自の展開を盛り込んだ、理想的なリメイク。
墓参りに来た兄妹。
墓場でふざけていたら妹が謎のおっさんに突然襲われる。
兄が必死で助けるも負傷、妹は必死で逃げ、目に入った民家へ逃げ込む。
そこへ、やはり逃げ込んできた男性やその他数名と、謎の蘇り死者から身を守る物語。
オリジナルでは何もできない悲鳴役のヒロインが、リメイクでは勇敢に戦うのが一番の違いかしら。
事実上の主役変更ではあるが、それでもオリジナルをリスペクトしつつ巧い具合に進む進行に好感。
特に今回、オリジナルと続けて鑑賞したこともあり、いろんな小ネタにも気づけた。
特典にカットシーンを含むメイキングや監督のオーディオコメンタリー。
無言シーンも多いコメンタリーではあるが、残酷すぎて協会から削除させられたシーンとかを解説していて、興味深い。
アメリカでも、そういう興ざめな指摘が入るんだなぁと。
特典でそれらのシーンも入っていたりするけど。
スタンダードなホラーであり、基本なゾンビであり。
これまた以前間違えて、タイトルが「ゾンビ」だから一作目だろうと、第二部(DAWN OF THE DEAD)を何年か前に観ちゃったんだけど、民家からショッピングモールへの進化へつながったという部分を考えながらの鑑賞も面白かった。
わたしはラストはこのリメイク版の方が好き。
あと、どうでもいい感想だけど・・・ここの女性たち(男性陣もだけど)釘打つのメチャクチャ巧いなぁ・・・わたしなら9割はグニャってなっちゃうよ・・・あの長さだし・・・。