HAIM目当てで試写会に行ってきました。
大人になりたい15歳と、
大人になりきれない25歳。
10歳差のふたりの
もどかしくて甘酸っぱい関係を、
ユーモラスに描いた作品です。
舞台は70年代のLA。
ハリウッドが近いから、
きらびやかな世界がすぐ隣にある。
冷戦、ベトナム戦争と、
社会は毎日激しく変化する。
そんな環境だと、大人になる
(大人にならなきゃいけない)のも
早いんだろうな。
実体験も交えてつくられてるから、
人物の描き方が主役から脇役まで
ものすごくリアルに感じた。
「こんな人、ほんとにいたんだろうな…」というような。
(ブラッドリークーパーが
忘れられない。
彼だけで一本作れちゃいそう。)
俳優も音楽もすばらしく、
笑えるシーンもたくさんあって、
どんな人でもたのしめるのでは。
70年代アメリカのカルチャーを、
かなり身近にに感じられるのもいい。
彼らと彼女らと一緒に、
同じ時代を生きたような感覚になれました。
今の映画として観るんじゃなくて、
タイムスリップした気分で観ると、
いろんなバイアスが気にならなくて
よいのかも?