オシャレなオールデイミュージックをBGMにお姉さんを好きになってしまったピュアピュアボーイの甘酸っぱい青春ストーリーかと思いきやピュアどころか野心あふれるティーンエイジャーでした！
ウォーターベットの会社を起業したりピンボール場を経営したり、ティーンエイジャーとは思えない商才ぶり。
ヒロインと主人公の関係もくっつきそうで決して恋人にはならず、お互いのことを気にしつつも別の異性と接近したりして微妙な距離感でもどかしくていい！付き合っても絶対にうまくいかないでしょうしね。
また、実在の人物のオマージュが豊かで、それを演じている俳優もショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパーなど豪華絢爛。
なにより一番はレオナルド・ディカプリオの父親が出演してたこと！
あとから知ったけど、ウォーターベットを売ってた胡散臭いジジイはジョージ・ディカプリオのかよ！！！
また、ブラッドリー・クーパーのブチギレの奇人っぷりも明らかにヤバイやつで最高でした。
印象的だったのが、登場人物が走ったり歩いたりするのをカメラが追っていくシーン。
ものすごく出てきます。時にはとても長回しで。
この移動シーンが物語をグイグイと牽引していってとてもテンポが良い！
最初と最後もやはり移動シーンで、最初の移動シーンが主人公がヒロインを追いかけるシーンであるのに対して、最後がお互いを探すための移動シーンというのがエモーショナルでした。
