ルミエール

リコリス・ピザのルミエールのレビュー・感想・評価

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)
3.4
70年代の空気感!15歳、自意識過剰商魂男子と25歳恋も仕事もモヤモヤ女子の出会いから始まり、仲間や家族巻き込んでの商売、トラブル、嫉妬&仲直り。だいたい年の差カップル女性が年上が気になるところからして時代を感じる。ぽっちゃり中年体型のゲイリーがちっとも15歳に見えない(笑) 全速で駆け回るのも大丈夫?息切れしてない?でも彼、名優フィリップシーモアホフマンの息子。ふんわりした笑顔が父そっくりでいつまでも面影追っていたかった。好感度大。
アラナの方は、のっけからスタイル抜群見せつけてからの…顔は美人なのかどうか最後まで不明(笑) でもとてもナチュラルな表情をカメラは捉えている。彼女の印象をひとことで言うとハンサムガール。彼女の家庭はジューイッシュで厳しい。これ、アメリカではよくある人種的偏見なのかも。日本人もなんだか不自然に登場。ショーンペン等ワケのわかんないお勝手じーさんズの怪演もあったな。ブラッドリークーパーはハリウッドの危ない男。でもブラッドリーは何やらかしても可愛げある💓
彼らが打撃受けるオイルショック。うんうん、これ日本でもトレペ争奪戦になったやつ。懐かしい!
気になったのはアラナが働く選挙事務所の人格立派な候補者がゲイであること、同性パートナーを隠してた。時代がまだ追いついてないのかな。堂々と道を切り拓いていってほしかった。応援するよ。
この時代からもう半世紀も過ぎた。いろいろ変化や進化はあっても、ほろ苦い初恋、そして人間同士の付き合い方はあんまり変わってないね。