ソウキチ

リコリス・ピザのソウキチのレビュー・感想・評価

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)
5.0
この届きそうで届かない両片想い。まさしく人生で最も輝いている瞬間が、同じことを繰り返しながら延々と続いている。
アナログレコードを指すタイトルさながらに、最高の名盤(だった青春時代)がずっとリピートし続けているような映画だった。
パーソナルで印象的でともすれば美化しがちな「思い出」の映画だから、それに一本筋の通ったストーリーを求めるのは野暮である。

自分にとっては世代的には『mid90s』こそノスタルジーなんだけど、まだ生まれてもない70年代を懐かしく感じさせられるのはさすがのPTAという感じです。

青春映画といえばやっぱり横移動ですよねってくらい走るシーンが印象的。あと無言電話のシーンも好きだった。

七尾旅人のRollin' Rollin'という曲を思い出しました
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