レオン

リコリス・ピザのレオンのレビュー・感想・評価

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)
3.2
WOWOW録画鑑賞。 終了後の解説・小山薫堂の言葉↓
「見終わった時、面白いのか、面白くなかったのか、よく分からなかたんですよ・・。」 まさにその通り。 番組解説者がハッキリ面白くなかった、つまらない とはこき下ろせない故の言葉と思う。
浮気心の多い2人が、色んな事に興味が移るなか、再び元さやに戻るという、どうでもいい話・・。 にしか私にも感じなかった。

細かい「?」も随所にあるが、まず一番の違和感はアラナが出会う男性を全て魅了してしまう事。
特にショーン・ペンが "グレース・ケリー"を意識するとの台詞。
はあ? グレース・ケリーはモナコ国王さえ魅了して、王妃になられたハリウッドでも格別の品格を持つ絶世美女。 失礼だか私にはアラナ・ハイムは"普通の人"にしか見えない。 特に今作では化粧もちゃんとしてなく、アップになると目周りの小じわや額のニキビ跡も見えて、品なく写ってる。 バンドで衣装を着て、ステージメイクをしてる彼女の方がよっぽど素敵な印象だ。

ブラッドリー・クーパーのシーンも面白いより、やはり違和感。
タイトルも作品中にそれに関する事柄は一切出てこなく、「?」

ポール・トーマス・アンダーソン作品は「マグノリア」「ゼア・ウイル・ビー・ブラッド」「ザ・マスター」「ファントム・スレッド」と今作含め5作見たが、視聴中に"楽しい”と感じれる時間はほとんどなかった・・。 「ゼア・・」と「ファントム・・」にはそこそこの好評価をつけたが、それは圧倒する ダニエル・デイ=ルイス の演技にほとんど付けたようなもの。

ようやく結論が出た。この監督の次作はよっぽど事がない限り見ないだろう・・。 (まあフィルマの平均★が4を超えるほど高評価なら別だが・・)

唯一、クーパー・ホフマンの演技は目だけで様々な感情を表現出きていて、うまいと感じた。 フィリップ・シーモア・ホフマンの息子らしいが、おそらく今後も活躍するだろう。
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