けーな

リコリス・ピザのけーなのレビュー・感想・評価

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)
3.2
70年代のロサンゼルスが舞台の青春ドラマ。昔、「アメリカン・グラフィティー」を観た時と同じような気持ちが、今作を観終わった時に湧いてきた。

しかし、高い評価をする人も多く見かけるけど、そこまで、入り込めず。もともと、PTA(ポール・トーマス・アンダーソン)作品が、あまり好みじゃなくて。

とは言っても、ラストの30分には、魅了された。市長候補のワックスに呼ばれて行ったレストランでの出来事。そこからの展開が、とても良くて、惹きつけられた。

主役のゲイリー、俳優やったり、企業したりで、毎日多忙だけど、この子、学校行ってるのか?と余計な心配が…。映画の最初は、学校の場面だったけど、その後、学校のシーンが全くないんだもの。しかし、このゲイリー、実在する映画プロデューサーをモデルにしているというから、こんな生活スタイルも、現実だったのだろうな。

他にも、ぶっ飛んだ人達が、登場するけど、その人達も、実在の人物をモデルにしている。ハリウッドの人達って、不思議。

観終わってから、ゲイリー役のクーパー・ホフマンは、フィリップ・シーモア・ホフマンの息子だと分かって、驚いた。体型とか、似てた。
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