このレビューはネタバレを含みます
どこか緊張感のある姉妹の空気感や妹が居なくなってしまってからのミステリー的展開はなかなか見応えがあってしっかり引き込まれるのですが、中盤もう一つ別の事件が絡んで来る辺りから作品のトーンも話の行く末もどんどん分からなくなっていきます。
終盤に入るといくらなんでもめちゃくちゃだろという展開が多過ぎて、どういう態度で観るべきものなのか全く分からなくなってしまいました。
人が他者に対して抱くイメージなんてたとえ身内であっても勝手な想像でしかなくて、真実は全く別の所にある。そういう話なのかなとも思いましたが、それにしてももう少しそれぞれの要素にきちんとカタを付けてくれてもいいのでは…
ポスターに映ってるのずっと中井友望さんだと思っていて、そのつもりで観たんですが全く違う方でした。