3作見たけど、圧倒的に好きな回だった。
好きすぎて今までのやたらと長いのに理解もイマイチだった1と2をもう一回見たいと思ったくらい良かった。
まずマイケルの登場に驚き。
ギラついていた目はどこへ、、となった。
あらゆるものを背負いすぎたマイケルはどこか小さくなっていて、計り知れない悲しみや罪の意識が感じられた。そして宗教の世界へ、、、
ポッと出のヴィンセントに関しては、表情も段々とファミリーのそれになっていって、とても良かった。初めはこんなチンピラをあのゴッドファーザーのファミリーに入れてたまるかって思ったけど、最後は希望すら感じた。
対するマイケルは弱々しくなる。それも見ていて切なさがあった。
そして圧巻のオペラシーン
緊張感と感動とが入り混じっていた。次々と色々なことが起こり、カメラワークもあざとくてもう目が離せなかった。
息子のオペラを楽しそうに鑑賞するマイケルの表情は見たことないくらい柔らかくて、彼の罪がどうか許され、彼が安らかになれますようにとひたすら願っていた。
そしてラストの超絶インパクト大の名シーン。そしてエンディング、、、もうこれを超える終わり方に出会うことはしばらくないと思う。いい意味で期待を裏切られて、やはり悲しい物語で、噛み締めた。“嫌な”終わり方だけどこれが良いのよね。
シチリアの使い方、全作通してとてつもなく効果的だった。あとはダンスシーン。アルパチーノのダンスはため息が出るくらい魅力的。。。『セントオブウーマン』も本当に名シーン。
3はどうやら賛否両論らしいけど、私は大好きです。前の2作との違いはもはやマフィア映画じゃなかったところかな？一つのファミリードラマ、或いは一人の悲しき男の物語だった。ただ、1と2という壮大な話を一応見たから3が素晴らしく感じたんだと思う。
