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ゴッドファーザーPART IIIのbluetokyoのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)
3.9
堂々たる最終回で、終わりのシーンは、本当に、やられた感でしばらく呆然としてしまう。とはいえ、三作品とも、話しのパターンは同じではあるなと思ってしまう。つまり、前半は、敵対勢力に押されまくって危機的状況に陥る。だが、最後、一気に反撃にでてかたをつけてしまう。これがすごくドラマチックなわけである。それと、あの結末なら、メアリー役の、ソフィア・コッポラはミスキャストだな、とは思う。ピンチヒッター的な代役だから仕方がないのだけど。

簡単にあらすじ。
すっかりじじいになったマイケル・コルレオーネは、ニューヨークに居を移していた。もう、悪いことはこりごりだよ、ということで、バチカンに多額の寄付。その甲斐もあって、叙勲されることになりパーティーを開催。
パーティーには、呼ばれてもいないのに、狂暴兄の故ソニーの息子、ビンセントがやって来た。
ニューヨークマフィアのザザと対立していて相談にやって来たのだ。しょうがねえな、ということで、マイケル・コルレオーネは、ビンセントを手元に置くことにする。

ある日、ギルティ司教から、バチカン銀行のカネを使い込んじゃった、なんとかして、と相談を受けた。穴埋めをしてくれれば、インモビリアーレ社の権利を渡すと言われた。足を洗いたいマイケル・コルレオーネは引き受ける。
だが、これは、悪司教、ギルティ、悪政治家、ルケージ、悪銀行家、カインジックの罠だった。

しばらくして、悪マフィア、アルベルトから、なんか、最近、風通し悪くねえか、ここらで、みんな、集まって、懇親といこうや、みたいな誘いがあり、マイケル・コルレオーネ、その他が集結。
そこに、ヘリから銃撃。なんとか、マイケル・コルレオーネは脱出。怒り過ぎて、糖尿病の発作で入院してしまった。

ビンセントは、ザザのやろうにちげえねえ、ということで、ザザを殺害。

ところが、マイケル・コルレオーネは、ザザみてえな小ものに、あんなことができるわけねえええだろ、黒幕がいるんだよ、勝手なことをするんじゃねえ、とゲキ怒り。(だけど、この一件でビンセントを信じる気になったんだろうな)

オペラ歌手になった、マイケル・コルレオーネの息子、アンソニーの、シチリアでのコンサートのために、マイケル・コルレオーネはシチリアへ。
と同時に、ビンセントへ、アルベルトの一味になれ、そして、情報をこっちに知らせよ、とスパイ要請。

やがて、ビンセントからの情報。悪マフィア、アルベルトと悪政治家、ルケージは組んでいて、こっちを潰そうとしている。

マイケル・コルレオーネは、悪司教、ギルティ、悪政治家、ルケージ、悪銀行家、カインジックに刺客を送る。アルベルトには毒菓子。

ところが、すでにマイケル・コルレオーネには殺し屋が差し向けられていた。

コンサートシーンと、それぞれの殺しのシーンがオーバーラップして、素晴らしいシーンになっている。

最後は、因果応報というか、わかっているけど、なんか、このまま平穏無事に終わるのかと思いきや、である。えええ、マジかよ、という迫力あるシーン。
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