アラサーちゃん

ゴッドファーザーPART IIIのアラサーちゃんのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)
3.7
改めて自分のレビュー読み返したら、一年ちょい前に書いたやつでした。25歳て。

🎦
「ゴッドファーザーⅢ」
コルレオーネファミリーのドン・マイケルは、別れた妻ケイとの息子であるアンソニーが後を継がず声楽の道に進みたがっていることを知り、ショックを受ける。また、事業を合法化する計画も頓挫しており、踏んだり蹴ったりなマイケルであったが、彼の元に亡き兄の息子ヴィンセントがやって来た。妹コニーの勧めもあり、ヴィンセントを側近として勤めさせるマイケルだったが、愛娘メアリーとヴィンセントが恋仲になる様子に気が気ではない。ファミリーへの裏切りにより心身共に疲弊していくマイケルは、ファミリーを守るためある決断に出る。そして、アンソニーの大切な公演の日がやってくる。1990年、米。

25歳の映画納めはこれで(録画してたやつ観ただけ)
正直、パート1とパート2がやっぱりすごすぎて、パート3ってあんまり好きじゃなかったんだけど改めてちゃんと観るとめっちゃいい😭

晩年のマイケルの悲壮感がとにかくびしびしくる。こうやって最終章にくると、「マイケル対人の関係」がすごく深く見えてくる。
マイケルとケイの前作以降亀裂の入っていた関係が、ふたりで過ごしている中で穏やかになっていくとことか。
今は亡きソニーやフレドへの想いとか。

マフィアものとしてはペントハウスにヘリで襲撃に来るとことかどのカットもめちゃめちゃ興奮するんだけど(幸運のコート!)、なんかもうそれ以上にただただヒューマンドラマ。マイケルの懺悔物語。
ラストとかもうめちゃくちゃぐって胸を引っ掻き回されますが、これがコッポラが描きたかった最終章なんだなと。

でもやっぱり見直しても残念だなと思うのは、ヒロインのメアリーをソフィア・コッポラが演じているところ。可愛いよ、可愛いんだけどさ。
あとロバート・デュバルがいない。アル・パチーノの髪型がなんかヤダ。ごめん結局文句だらけ。