ロケハンからクランクアップまで、一本の映画ができるまでのメイキングとして面白いのはもちろん、東映京都撮影所という唯一無二の魅力と、83歳で監督に復帰した中島監督の人間力あふれるドキュメンタリー作品。映画を作るということは、世の中と向き合うことなのだ。
上映後に舞台挨拶に立った、三宅唱監督、高良健吾さん、そして本作の松原監督それぞれにとっての、映画撮影における“いい現場”についての話も印象的でした。本作を観ると中島監督の「多十郎殉愛記」をもう一度観たくなるし、主演の高良健吾さんをもっと好きになるはず。
